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ピンぼけ自然観察記

撮影した自然写真を紹介します。

ヒバカリ 



▲ヒバカリ Hebius vibakari vibakari

 小さな小さなヒバカリの幼蛇が沢沿いを這っていました。軽くつつくととぐろを巻いて威嚇。まだ生まれて間もないような個体でしたが、一丁前にヘビらしさがあります。爬虫類は両生類のような変態はせず、生まれたときから大人と同じ形のため、まるでミニチュアです。
 ヒバカリは毒のない穏やかなヘビで、水田や沢沿いなどに見られます。昔は有毒と考えられ、噛まれたらその「日ばかり」ということに由来してヒバカリと名付けられています。このエピソードはおよそどの爬虫類図鑑にも書かれており、有名な話です。実際は非常におとなしく、噛みつくこともほとんどありません。和名もさることながら、学名もユニークです。

 2017年、春の神奈川にて

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2017/07/23 Sun. 07:06 | trackback: -- | comment: 0edit

ベニコメツキ 



▲ベニコメツキ Denticollis nipponicus

 赤い前翅が目立つ昆虫。正体がわからずに、ベニホタル、カミキリムシ、ジョウカイボン、アカハネムシと迷いましたが、詳しい仲間に訊くとコメツキムシの仲間とのことでした。コメツキムシは細長い楕円型の種類しか見たことがなかったので意外でした。ベニホタルやジョウカイボンの仲間には毒を持つものがあり、似た容姿を持つことで擬態し、身を守っているのでしょう。毒を持つ生き物は余裕があるのか動きが遅いため、写真は撮りやすいです。

 2017年、春の神奈川にて

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2017/07/20 Thu. 07:37 | trackback: -- | comment: 0edit

イチリンソウ 



▲イチリンソウ Anemone nikoensis

 ニリンソウより二回り程度大きな花を咲かせるイチリンソウ。花の直径は5cmほどはあるでしょうか。花の大きさや数だけでなく、葉の形でも識別できます。沢沿いの森の中でひっそりと咲いていました。なかなか暗い沢沿いでこのような大きく白い花を見ることは少ないので、嬉しい気分になります。飛び出た雄しべや朝露の美しさのような繊細さを楽しむのは接写の醍醐味です。

 2017年、春の滋賀県にて

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2017/07/17 Mon. 07:47 | trackback: -- | comment: 0edit

トウキョウサンショウウオ 2 



▲トウキョウサンショウウオ Hynobius tokyoensis

 冷たい雨の降る春先に、トウキョウサンショウウオを探しに行きました。トウキョウサンショウウオはタチツボスミレニリンソウが咲き始めるようなまだ肌寒い初春に山から下りてきて、川の淀みや水溜まりに集まって繁殖します。集合のトリガーになるのは降雨です。だからといって何も雨の降る中に足場の悪い山の中を歩くこともないのですが、陸上を移動するサンショウウオを観察してみたく思ったのです。
 日没直後、強すぎない雨。最高の条件の中、案の定移動中の個体を見つけることができました。光を嫌がるので、素早く撮影を終え、少し離れたところから観察を続けました。驚いたのかしばらく動きませんでしたが、やがて水辺へ。四肢を踏ん張ってのしのしと歩く姿は迫力があります。サンショウウオは短い脚の割には素早く、落ち葉や蘚の間を縫うように移動します。細長い体は小さな隙間に潜り込むのに最適です。

 2017年、初春の神奈川にて

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2017/07/14 Fri. 07:39 | trackback: -- | comment: 0edit

オナガガモ 



▲オナガガモ Anas acuta

 湖畔にオナガガモの群れがいました。警戒心が弱いあたり、餌付けをされているのかもしれません。カモたちは冬場は食物に困っているので、何か与えられれば集まってしまうのは仕方ありません。中には善意の給餌者もいますが、一点に個体が集まると伝染病が流行りやすくなる、採餌能力が低下する、与えた食物が環境を汚染するなどのリスクがあるため、やめましょう。
 オナガガモの名はオスの尾羽が長いことに由来します。鳥の全長は尾羽までを含めて計測するため、オナガガモやサンコウチョウを図鑑で見るとオスとメスで大きさが全く異なるかのように表記されていることがあります。しっかりした図鑑では尾羽の長さを並記するなどして対応してあります。

 2016年、冬の宮城にて

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2017/07/11 Tue. 07:04 | trackback: -- | comment: 0edit

エビネ 



▲エビネ Calanthe discolor

 暗い林床で風にそよぐエビネ。地生ランの中でもポピュラーな部類で、僕も植物を探すようになってから意識して探していました。しかしなかなか見つからず、半ば意識から外れかけていました。そんな折に、たまたま登山道で出会った同じように植物を観察していた方から教えていただき、見ることができたのです。
 エビネは地生ランの代表格であるとともに、園芸用の盗掘対象の代表格でもあります。エビネブームで調べると、心ない植物マニアの醜態を見ることができます。最近は収束しつつあるようですが、まだまだラン類の盗掘は絶えません。盗掘する人は植物の本当の美しさが分かっていないのでしょう。「やはり野に置け蓮華草」の通り、生き物は野にあってこそ輝くと僕は思います。

 2017年、春の神奈川にて

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2017/07/08 Sat. 07:41 | trackback: -- | comment: 0edit

アオタテハモドキ 



▲アオタテハモドキ Junonia orithya

 青い翅のアオタテハモドキ。翅の赤いアクセントや白い触覚も洒落ています。オレンジ色のタテハモドキより一回り以上小さく、華奢な印象ですが、落ち着きなく飛び回るところは似ています。
 見つけたのは奄美大島の草原でしたが、本来は八重山諸島の方に分布するチョウです。台風などで飛ばされてきたものが運良く定着したところに偶然出くわしたようです。翅の綺麗な個体が何匹もいたので、繁殖もしていると思います。

 2015年、夏の奄美大島にて

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2017/07/05 Wed. 07:10 | trackback: -- | comment: 0edit